家族ノ絆ヲモウ一度
(緑涼の部屋)


「緑涼さん・・・」

「お、禮漸か。どしたべ?」

「今日、蓮流がちょっと・・・」



「あっ・・・」


緑涼は、何かを思い出すかの様に、ゆっくり禮漸のいる方に顔を向け始める。



彼らは顔を見合わすと、石像の様に固まってしまった。


< 96 / 675 >

この作品をシェア

pagetop