Cotton Candy【ベリカ限定】
新しいグラスの縁には、櫛(クシ)形に切られたグレープフルーツが添えられていた。


「これ、アルコール?」


あたしが訊くと、ヤマトはクスッと笑った。


「いや、グレープフルーツジュース。未成年だろ?」


あたしは、小さく頷いた。


「あっ、名前は?」


「姫華」


「ふ〜ん……。どんな字?」


「姫に、難しい方の華」


あたしが答えると、ヤマトはコースターにボールペンで何かを書き始めた。


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