Cotton Candy【ベリカ限定】
「姫華も上がって」


靴を脱いだ雅が、玄関で突っ立っているあたしを見た。


「でも……」


「あぁ、そっか。ちょっと待ってろ」


雅はあたしの言葉を遮って言った後、奥の部屋に入った。


程なくして、玄関に戻って来た彼が、あたしにタオルを差し出した。


「ありがと……」


あたしはタオルを受け取って、顔を埋(ウズ)めた。


ふわふわの白いタオルは優しい柔軟剤の香りがして、すごく心地好かった。


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