Cotton Candy【ベリカ限定】
「まーた来たのかっ!!姫華は、何しに学校に来てるんだよ!」


屋上のドアを開けたのとほぼ同時に、ドアの真上の建物から雅が顔を覗かせながら言った。


「雅だって、人の事言えないじゃん!」


「俺はイイの!お前と違って、頭はイイからな!」


「煩い……」


雅は得意気に笑って、屋上のフェンスを伝って降りて来た。


彼は、屋上の建物によく上っている。


あたしが啓太に振られた時も、そこから見ていたって言っていた。


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