Cotton Candy【ベリカ限定】
まだ雨が降る中、雅に借りた傘も差さずに歩いていた。


右手に握り締めているビニール傘が、やけに重い。


降り続ける雨は、あたしの体を容赦無く叩いた。


心が痛い。


雅に嘘をつかれた事が、この上無く辛かった。


その嘘に気付かない振りをする事しか出来なかった弱い自分(アタシ)が、すごく悲しかった。


だけど、雅への想いがあまりにも膨らみ過ぎて…


あたしは、彼に真実を尋ねるのが恐かったんだ…。


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