Cotton Candy【ベリカ限定】
雅の吐息が、間近で聞こえる。


彼の唇や指があたしの全身を悪戯に動き回る度に、あたしから甘い声が漏れた。


雅の体温を素肌で感じられるこの瞬間だけは、何も考えなくて済む。


彼自身を受け入れて、ただ感じるままに体を動かし続けた。


「……雅……ッ……」


好き……


雅の事を呼んだ後、心の中で何度も『好き』を繰り返す。


「姫華……」


彼に名前を囁かれた時…


心が震えて、涙が零れ落ちた。


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