Cotton Candy【ベリカ限定】
そして、冷たい風が吹く2月下旬の月曜日。


卒業式を明日に控えた三年が、式の予行練習の為に久しぶりに登校していた。


「早いね」


美奈子は下校し始めた三年を教室から見下ろしながら、ポツリと呟いた。


「うん……」


「来年はうちらも卒業じゃん……」


あたしが頷くと、加世が寂しそうに言った。


「てか、あたし帰るね」


雅に会いたくなかったあたしは、彼が下校する前に学校を後にしたくてそう言った。


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