Cotton Candy【ベリカ限定】
「あっ、姫華!」


二人に背中を向けたあたしを、美奈子が呼び止めた。


「何?」


振り返ったあたしは、彼女を見ながら訊いた。


躊躇しているのか、美奈子は中々口を開かない。


だけど…


その表情から、美奈子の言いたい事が何となくわかった。


きっと、雅の事。


それをわかっていても彼の事に触れられたくなかったあたしは、二人に小さく笑った。


「ごめん、帰るね」


そして、教室を後にした。


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