Cotton Candy【ベリカ限定】
『好き』とか、『愛してる』とか、『一緒にいたい』とか…。


そんな言葉なら、きっと雅には言わなくてもわかっている。


彼はそれを踏まえた上で、こうする事を決めたんだ。


だから…


あたしは、雅への想いを伝える事はしない。


「……あたし……っ……!」


数段下にいる雅は、あたしを真っ直ぐ見つめている。


手の甲で涙を拭って、深呼吸をした。


そして、握り締めたままの第二ボタンを、更に強く握った。


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