あおい空
春「なにしてんだよ!!」
俺はこいつに怒鳴った
美「っ!美沙!このくらい本気だもん!!」
美沙緒の瞳から涙が零れてた
美「美沙…春樹君好きだもん…階段から落ちたのはわざとじゃないけど…これがチャンスと思ったんだもん!!」
美沙緒はボロボロ涙を流しながら布団を握った
春「でも俺はお前を好きじゃない。
だからごめん」
しーん……
美沙緒が俺を見た
美「春樹…君…春樹君の好きな人…教えて?」
春「は?!なに言って!」
美「諦めるから…春樹君のこと……」
美沙緒はフフっとさっきのように笑った
なにかがあるように…
春「名前言っても……こいつになにもするなよ…。」
美沙緒はコクンと頷いた
春「花谷…愛…」
俺はボソッと言った
美「ふーん…わかった!!でも美沙の怪我が治るまではそばに居てね?あと一週間だけど」
春「……あぁ」
突然素直になった美沙緒にビックリしたが
これで解放される
ってゆう気持ちの方が大きかったから落ちている包丁をニコニコしながら拾った
美沙緒が何を考えてるのかなんて
考えもしないでー…
美「……クス」