ヤンキー王子とラブレッスン①【完】
そんな……低くて、野太い声が聞こえてくるし。


もぉ……イヤだ!!


怖いよ、怖いよ、怖いよ。


誰か、助けて!!


そう思った瞬間……。


にゅっと突然腕が出て、あたしのウエストを絡めとった。


「ひゃっ」


声を出したあたしの口を手で塞ぎ、ドアを閉めて、あたしに覆いかぶさるのは……。


さっきの……金髪の不良!!


……じゃなくて……金髪ヤンキー!!
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