ヤンキー王子とラブレッスン①【完】
「……ったく。
また、おまえか。
つーか、男に狙われすぎだろ」


呆れたようにため息をこぼし、眉根を寄せて、切れ長の目をスッと細める。


「仕方ねーから。
外にいる狼達から守ってやるよ」


クイッと親指を廊下に向けて、その後……。


「……っ!!」


金髪のヤンキーさんは、タンッと軽く……あたしの顔の横に手をついた。


あわわわわ……。


近い、近い!!


……っていうか……。
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