ヤンキー王子とラブレッスン①【完】
笑いながら伸びをして、ゆったりとした時間を満喫していると……。


「あー、見つけた。
心優ちゃん♪」


「へぇ~。
キミが青柳さんかぁ。
めちゃくちゃかわいいじゃん!!」


グラスを持った5、6人の男の子達が近寄ってきた。


雰囲気的に……たぶん、北星の男子学生。


へらへらっと軽薄そうに笑いながら、持っていたグラスをあたしに差し出す。


「はい、これ。
乾杯しようよ。
お近づきの印に☆」
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