ヤンキー王子とラブレッスン①【完】
「…………」


そんなことを言われても……。


知らない男の子と……乾杯する気になんて、なれないよ。


だからさっきみたいに、バッグを胸に抱えて……。


無言でベンチを立ち上がると……。


「あー、なに、シカトしてんだよ」


肩をグイッと掴まれた。


「俺達が、お話してあげようとしてるのに?
そんな態度とってもいいのかなぁ?」


「……は……はな……」
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