ヤンキー王子とラブレッスン①【完】
そんな五十嵐くんを前に……。


「ひっ……」


顔を引きつらせながら、逃げようとする男の子達。


でも、そんな男の子達をつかまえ……五十嵐くんは、ひとり残らず、叩きのめした。


――ボチャン!!


プールに落ちるふたりと、地面に転がるふたり、それからお腹を押さえてうずくまるふたりの計6人。


時間にして、たった数秒?


……って、思うほど一瞬でかたをつけ、五十嵐くんはあたしに向き直った。
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