ヤンキー王子とラブレッスン①【完】
そのギャップに……。


ものすごく……ドキドキした。


本当は優しいって知ってる五十嵐くんに、こんな風に冷たくされたら……。


手にぶわっと……冷たい汗をかいちゃうほど不安になるし。


こんな風に意地悪されたら、甘えさせてほしくなる。


その上、さっきみたいに、『俺のもの』……って言って、頭を撫でて欲しいとまで思うなんて……。


あたし、罠にハマリかけてる。


だって、こんな言い方……。


絶対、わざとに決まってるもん。
< 305 / 447 >

この作品をシェア

pagetop