いつか、眠りにつく日
「怖いな」
知らずにため息が出た。

「そうならないためにも、さ、探すぞ」
なんでもないような言い方。

「クロ」

「ん?」

「・・・ありがと」

「よせ、気持ち悪い」
それでもまんざらでもないような顔をしている。

「歩けるか?」

「やめてよ、気持ち悪い」

「フン」
スタスタと歩いていく後姿に遅れまいとついてゆく。

 






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