ぞっこん☆BABY〜朔ver〜
「むしろ嫌いです」
「あーそうかよ」
火が点いたままのまだ吸えるタバコを地面に押し付けて火を消した。
何でか分かんねぇけど………ムカつく。
隣に座る愛梨を見ると、言葉とは似合わず泣きそうな顔をしていた。
嫌いって言っといて、何で泣きそうになってんだよ……。
その顔が、さらにイライラを増やす。
「んっ……」
気づいたときには、愛梨の後頭部を左手で押さえて引き寄せてて―――…唇を重ねてた。
突然の出来事に愛梨は目を開いたままで、少し唇が触れただけで俺の胸を押してきた。
「なにっ……するんですか……」
「黙って目ぇ瞑れ」
「えっ…」
バカな愛梨は言われるがままに目を閉じた。
その隙に再び俺は愛梨の唇に自分の唇を重ね……何度も角度を変えた。
「……せ、んぱっ…」
少しの隙間から愛梨の甘い声が洩れる。
抵抗してるつもりなのか俺の服をギュッと掴んで押してくるけど、まったく抵抗になってない。
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