ぞっこん☆BABY〜朔ver〜




近くにいるせいか、愛梨からは甘い匂いがする。



きっと香水じゃなくて、シャンプーかなんかの匂い。



……付き合ってた当時、それについて話してた気がする。




『お前さぁ、いつも甘い匂いするよな』

『えっ、嫌ですか?!』

『全然嫌じゃねぇけど、ただいつもするなって思って。香水?』

『香水じゃなくて、たぶんシャンプーだと思います!』

『シャンプー?』

『香水ってなんか苦手なんですよね。つけ方とか量とかめんどくさいじゃないですか』




シャンプーのキツすぎない甘い匂いが、逆に俺のイラつきを増やしていく。



愛梨の顎を手で軽く動かせば口が開く。



開いたところからゆっくりと舌を入れれば、愛梨の肩がビクッと揺れた。



そんなことは気にせず、服をギュッと掴む愛梨が可愛く見えて、動きを激しくしてしまう。




「んっ……」




嫌いって言っといて、無理矢理キスしたらこうやって甘い声出すのかよ。



嫌そうに胸を押しといて、服を掴む力はとても弱い。




.
< 14 / 31 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop