ぞっこん☆BABY〜朔ver〜
近くにいるせいか、愛梨からは甘い匂いがする。
きっと香水じゃなくて、シャンプーかなんかの匂い。
……付き合ってた当時、それについて話してた気がする。
『お前さぁ、いつも甘い匂いするよな』
『えっ、嫌ですか?!』
『全然嫌じゃねぇけど、ただいつもするなって思って。香水?』
『香水じゃなくて、たぶんシャンプーだと思います!』
『シャンプー?』
『香水ってなんか苦手なんですよね。つけ方とか量とかめんどくさいじゃないですか』
シャンプーのキツすぎない甘い匂いが、逆に俺のイラつきを増やしていく。
愛梨の顎を手で軽く動かせば口が開く。
開いたところからゆっくりと舌を入れれば、愛梨の肩がビクッと揺れた。
そんなことは気にせず、服をギュッと掴む愛梨が可愛く見えて、動きを激しくしてしまう。
「んっ……」
嫌いって言っといて、無理矢理キスしたらこうやって甘い声出すのかよ。
嫌そうに胸を押しといて、服を掴む力はとても弱い。
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