ぞっこん☆BABY〜朔ver〜
『でも、今の朔先輩は好きじゃありません』
何でまた――…
『むしろ、嫌いです』
愛梨の声がするんだよ――…。
「悪い」
自分の腕に絡まった腕を俺は離し、立ち上がった。
「今そういう気分になれない」
「えぇー。行ったらそういう気分になるかもしれないよぉ?」
「なんねぇ。つーか、これからももうねぇから」
『ちょっと!朔?!』
俺が公園を出るまで女の声は聞こえて、でもその声に耳を傾けることなく俺はその場を後にした。
家に帰りたまり場に行けば、いつもの光景が広がっている。
澪と大雅はちっちぇことで言い合いして、ヤキモチでか蓮は大雅を遠慮なく蹴ってる。
拓斗はマイペースに誰かと電話してて、諒は寝息をたてていつも俺が座ってるソファーで寝ている。
啓介と晶乃は2人の世界に入ってて、こっちが恥ずかしくなるくらいイチャついてる。
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