ぞっこん☆BABY〜朔ver〜




「お前かよ」




その女の方も見ずに俺がそう言うと、女は『お前かよって何よぉ、あたしじゃダメなわけぇ?』と甘ったるい声して近づいてきた。



中学が同じだったこの女とは昔付き合ってたこともあるし体の関係もある。



家が近いからか、高校は違ってもよく会う。



こいつは高校行ってないから夜の仕事してるらしいけど。




「って、近ぇよ」


「えぇ、別に近くなくない?あたしたちいつもこんなんじゃぁん」


「お前呑んでる?酒臭ぇ」


「呑んでるって言ってもちょっとだよぉ。てか、まさかこんなとこに朔がいるなんてビックリぃ」




女は俺の腕に自分の腕を絡ませてきて、体をこれでもかってくらい密着させてくる。



つーか酒臭ぇし香水の匂いもキツい。



やっぱ愛梨くらいの少しの匂いのが落ち着く―――……って、何でここで愛梨が出てくんだよ。




「ねぇねぇ、朔暇ぁ?」




愛梨を頭の中から消したくて、こっちに集中する。




「まぁ、暇じゃね?」


「じゃあラブホ行かなぁい?」


「お前直球だな」


「だってぇ、朔と最近シてないじゃん?だからシたいんだもん」




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