大好きです、先輩!!




春の生温い風があたしの頬を優しく撫でる……。




涙が一粒、二粒、頬を伝っては地面にシミをつくっていく…。






何故か悔しい、とか憎い、という感情は生まれなかった。




ただただ、悲しかった――――…。










先輩……


ずっと、好きでした―――――…。

























その場で由紀ちゃんが来るまであたしは静かに泣いていた。








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