君に夢中
お兄ちゃんは苦しそうに息をしていたけれど
ゆっくりと目を閉じた。
お兄ちゃんのそばに行ってみると
もう息をしていなかった…
だんだん目の前でないが起こったのか
よく分からなかったけど
お兄ちゃんが友達を刺して、自分のことも
刺したことはちゃんと分かった。
でもちいさかったわたしはなにも出来ず
ただ玄関も前でお母さんが帰ってくるのを
震えながら待っていた。
1時間ほど待ってたらやっと
お母さんが両手に大きい買い物袋を持って
帰ってきた。
「あれ?笑荷…どうしたの?」