海と桜の奏 ~Pure・Harmony~
気持ちを落ち着かせ、ゆっくり卓磨君の机に近づいて行った。


ウヴ……緊張でちょっと具合悪い………


「なーー卓磨ぁ。お前もさぁ………」


「ア…レ……桐生?」


「えっ!?」


茶竹君が1番初めに私に気づいて、目を丸くする。


冬柴君がグルンとこっちを見た後、卓磨君も私を見た。


「――――何?」


「………っ」


いつもの卓磨君からは考えられない程、冷たい声。


一瞬泣きそうになっちゃったけど、必死に我慢した。


「あの…桜土君……ちょっとお話があるんだけど……一緒に来てくれないかな…………?」
< 294 / 403 >

この作品をシェア

pagetop