海と桜の奏 ~Pure・Harmony~
「あーーー嬉し過ぎ!そんでもって海、カワイ過ぎだっ!!」


本気で嬉し過ぎて、力加減一切無しで海を抱きしめ返した。


「卓磨く…苦しっ//////」


「悪いちょっと我慢して!オレネジ飛んでるから!!」


想いが通じ合った喜びは先程の音楽祭優勝と同じ位……イヤ、それ以上に大きい。


ハイになったオレは、暫く海を抱きしめ続けた。


「海…好きだよ?あっ……好きだ」


「//////わ…私も好き………」


始まりはほんの偶然だった。


あの時オレが忘れ物取りに行かなかったら、こんな風にはなってなかったかもしれない。
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