海と桜の奏 ~Pure・Harmony~
申し訳なさそうに謝る桐生だが、オレは別に怒ってない。


と言うか“オレとだけ距離おきたがってるのか?”と心配してたから、逆に誤解が解けて良かった良かった。


「イヤいいよ。なぁ桐生、特に敬語使う理由無いんだったら、オレにもタメ口で接してくれね?」


桐生の頭を撫でると、フンワリウェーブヘアーが気持ちいい。


桐生はリンゴみたいに赤くなって、ちっちゃく頷いた。


「ハイ……じゃなかった、うん………//////」


ああ…ヤバイ。


カワイさレベル高過ぎだろ桐生って………


ここが家だったら、オレヤバかったかも。
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