明日目が覚めたら
「ふーん。わかった、信用しよう。」


ウルル胸を撫で下ろしていると、


「見ていたというのは嘘だ。ヘインにかつがれたようだ。」


「ヘインが変なこと言ったのね。」


絶対知られたくないことを、バカヘイン、

裏切ったわね!


「まあ…な」


「もおっ許さないヘインたら!」


手を振りかざしながら、走り出そうとするウルルを、

アレクが取り押さえる。


「待てウルル。

 お前は俺の妻になるんだ、

 そうやっていつまでも

 簡単にあいつの所に行くな。」


「え?」


「俺の知らないことをあいつが知っているのは嫌だ。

 あいつと二人になるのもだ。」」


「アレク、

 それってヤキモチ?」



不機嫌そうにぷいっと横を向くと


「そんなことはないっ!」


と小さく呻いた。





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