冷血ボーイ





その場でもげそうになるくらい、手を握った。





「言ってることとやってること違うだろーが…」


「…そうだな、その通りだ。それは謝る。すまなかった」





親父を信じた俺がバカだった…?





俺、親父とケンカ別れするしか道がないわけ?




親父の信頼が俺の中でバラバラと崩れていく。




あっさり謝ったこともさえも、腹立たしかった。





「ほんと…今更何だよ…っ!で、別れろって?…ふざけんなよ!!」




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