冷血ボーイ





「将来、ここで校長するお前が恋愛沙汰でトラブルを起こして欲しくなかった。…それが秘密にしてた理由だ」





ちっせぇ理由だな…。

もっとすげえ理由かと思ってた。





だから余計、辛い。





俺、本当に親父に裏切られた…?




親父は裏切ってないと思ってても、俺はそういう気分だ。




「そのせいで今逆にトラブルになってんじゃねぇか…」


「…そうだな。俺の計算ミスだった」




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