†黒ウサギの仕事†Ⅱ
「全部…壊してしまいたいんだ…」
春樹様はか細い声でそう言った。
「大切な友人を…守れなかったから…」
「大切な友人?」
雷はそのまま春樹様を責めるような様子で聞いた。
「ぼ、僕は…。友人の優太を…。いじめから救えなかったんだ…。優太は僕のクラスの人達にいじめられてた。だけどそれを僕は…」
「春樹様、それ以上は言わなくていいです。ありがとうございました」
「う、うぅ…!」
そのまま春樹様は泣き崩れた。
「……雷、ちょっと席を外すよ。春樹様をよろしく」
雷はため息をついて頷いた。