~校内恋愛禁止ですっ!!~
「この人は、本当に男よ!!」
証拠として、悠先生をぐいぐいと男達の前に差し出す。
そして男達の手をつかみ、悠先生の喉元に触れさせた。
触ってみないとかわないほどの、小さい喉仏。
それが男ということの証明。
はじめはポカンとしていた男達も、男と証明するものに気がついたのか。
顔にはどんどんと変化が現れ始めた。
金髪の方は無表情ながらも、冷や汗を流している。
黒髪の方はいかにも分かりやすい。
かなり驚いた表情をしている。
「さぁ、わかったでしょ!!ほらしっしっ」
私は犬を追い払うかのように、男達に吐き捨てた。
慌てて男達は走って行った。