〈短編〉かわいくなりたい
2:大変身!!
私は自分に指を指した。

「ぇっ……あたしが??」
「そうよ!陸は顔とかかわいいから髪型を変えて……目だって大きくてくりくりしてんだから眼鏡じゃ目が小さく見えちゃうからコンタクトにするとめっちゃかわいいょ!」


七菜は自信満々な顔をして言って私の眼鏡を外してやっぱりかわいいと笑顔で言った。

七菜は髪型はショートで顔はかわいくて服のセンスだって抜群なのに七菜はいつも仲良くしてくれる。
こんはセンスのない私のどこがいいのだろうと時々思う。


「私………かわいくなれるかな?」

私は自信なさげに聞いてみた。


「なるよ〜!絶対!あたしに任せなさい!」


七菜は自分の胸にパーであてて言った。


和也は私をかわいいって思ってくれるかな……?
でもかわいくなれば振り向いてくれる確率が少しでもあるなら私はその確率を信じたい……。





よし!決めた!かわいくかって和也に告白する!




「七菜!あたしかわいくなりたい!」
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