チョコレートトラップ
バクバクする鼓動が

凛に届いてしまうのではないか

と思うくらい、

私の心臓が今までになく

動いている。

凛は私に駆け寄ると、

私の手を素早く取った。


「ちょっと、

 何ぼさっとしてるのよ。

 早く教室行かないと、

 担任が来ちゃうよ。

 遅刻扱いでもいいの?」


「やだ! 急がなきゃ」


私たちはバタバタと

音を立てながら廊下を走り、

それぞれの教室へ向かった。





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