チョコレートトラップ
そんな表情されても、

正直、どうしたらいいか

分からない。


でもそのまま

黙りこくるのもおかしい

気がしたので、

沈む心をそのままに

私は淡々と話し始めた。


「偶然、立ち寄ったお店で

 高橋くんがバイトしてて、

 そこで話してるうちに

 少しだけ

 仲良くなったっていうか……」


「磯貝って、

 ヒロが服屋でバイトしてるの

 知らなかったんだ?」


微笑んで訊くウソタに、

私は小さくこくんと頷く。


それを見て、今度は

ウソタが言葉を続けはじめた。







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