チョコレートトラップ
凛の主張も

分からないでもないんだけれど、

高橋くんに手渡しするまでの

勇気が私には

出なかったんだもん。


キャピキャピとした

後輩とのやり取りを

目の当たりにしてしまったら、

そんな事私には到底出来ない。


下駄箱にそっと入れるのが

精一杯だったんだ。




『凛の気持ち、すごく分かる。

 でも……、私ね、

 下駄箱に入れるだけでも

 すごく勇気出したんだよ』








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