Apasionado!3~俺様社長様の甘い誘惑~
「どうしたんですか?そんなに笑われて。おや、志織さんは真っ赤なお顔で。またからかわれてるんですか?」
香川さんが『やれやれ』って言うような顔で。
「恭介君、いくら可愛い奥様でもあまり苛めないように」
うんうん。
「香川さん、もっと言って下さい」
恭介さんも香川さんの言うことなら聞くから。
「ハハハ…志織さん私にそんな可愛ら い顔を見せたらますます恭介君が妬きますよ」
「か、香川さん」
恭介さん、珍しく焦ってる。
「ハハハ…お代わりお持ちしましょうか? 恭介君はスコッチで? 」
「ん」
「志織さんは何がよろしいですか?」
う~ん、そうだな。
「えっと」
あまりカクテルに詳しくはないから
「香川さん、佐久間さんに頼んでもらえませんか?」
いきなり恭介さんが
「はい?」
「今の志織のイメージのカクテルを作ってもらいたい。『レインボーカクテル』はまだ子どもがいない時の…若い時の志織のイメージだから。今の子どもを二人生んで30越えた志織をイメージしたらどんなになるか」
「き、恭介さん!そんな我が儘なこと」
もう本当に何を言うのよ。
「それは面白い。早速佐久間にリクエストしてきます」
「香川さん!そんな佐久間さんにご迷惑」
「迷惑なんてありませんよ。バーテン ダーなら当たり前のことですから。それに私もどんなカクテルになるのか知りたいし」
「香川さん」
さっさとカウンターに向かって。
もう!香川さんまで恭介さんの座興にノリノリじゃない。