Apasionado!3~俺様社長様の甘い誘惑~
「ゆっくりだったな。また寝てるのかと思った」
髪を乾かしてリビングに行くとソファーに座ってニュースを見ていた恭 介さんに嫌味を言われた。
「たまの一人ですからゆっくり入ってました。寝てませんよ」
確かにうとうとしかけてたけどね。
水を取りにキッチンに行こうとしたら、
「お前は座ってろ」
「えっ?」
「いいから」
珍しいこともあるもんだわ。
恭介さんが取りに行ってくれるなんて。
ソファーに座ってニュースを見ていると
えっ?
恭介さんがアイスペールに冷やしたワインとワイングラスを持って来た。
香川さんから受け取っていたのはこのワインだったのね。
でも、まだ飲むのかしら?
グラス二つあるってことは私の分だけど、私もう飲めないよ。
「恭介さん、私…」
「いいから」
アイスペールからワインを取り出しワインオープナーで栓を。
二つのグラスに注いで
「ん」
グラスを差し出す。
「恭介さん」
「乾杯」
「…乾杯」
カチン!
グラスを合わせて一口。
「ワイン飲むならチーズか何か持ってきましょうか?」
ワインだけ飲んでたら私、酔っちゃいそうだよ。