Apasionado!3~俺様社長様の甘い誘惑~
「ここの家を建てる時も大変でしたね」
「あぁ。クッ!クククク…」
「あら、どうしたんですか?」
いきなり恭介さんが笑い出したよ。
「涼が初めてこの土地、更地の時に連れて来た時のことを思い出した」
「あ、フフフ…そうでしたね」
ちょうど涼が今の陽菜くらいの頃
「秋になったらここに住むんですね」
って恭介さんに話しているのを涼が聞 いて
「えっ?ここにすむの?おうちないよ。あ、おそとですむの?テントはるの?たのしみだなぁ。あ、だけどママあめふったらどうするの?びしょびしょにならない?」
って。
「3歳で『ここに住む』って聞いたらそのまま受け取りますよね 」
「なんでも言葉どおりに受け取るからな涼は。俺に似て」
「……」
それは違うと思いますけど。
「ん?そうだろ」
ニヤニヤ笑って私に答えを求める。
もう!
本当に意地悪なんだから。
「涼も陽菜も恭介さんに似てますよ」
「素直なところがだろ?」
「フフフ…さぁ、それはどうかしら?」
チュッ!
恭介さんの頬にキスをして
「片付けますね」
「クックク…ハハハ…」
キッチンに恭介さんの笑い声が聞こえてきた。