Apasionado!3~俺様社長様の甘い誘惑~



片付け終わって


あら?


恭介さんいない。


先に休んだのかしら?


歯磨きをして寝室へ。


あら、いない。


書斎かしらね。


コンコン!


ガチャッ!


「恭介さん、お仕事ですか?」


パソコンに向かっている恭介さんの背中から覗き込んで


「あら、これは」


「ん。確かあったなと思い出して」


「陽菜が喜びます」


「ん。プリントアウトするか」


「そうですね」


パソコンの写真フォルダの中に赤ちゃんの陽菜があのマンションの部屋にいる写真がある。


こちらに移っても暫くはあのまま置いてあったから。


陽菜が3ヶ月頃に手放すことになり最後に家族四人でマンションにお別れに行った。


だから陽菜もマンションに住んではいないけど入ったことはある。


「それからこの写真も」


恭介さんがクリックしたのは引っ越す数日前に撮った写真。


少しだけ大きくなったお腹に涼がくっついてお腹の赤ちゃんに話しかけてる写真。


「陽菜、喜ぶでしょうね」


プリントアウトされた写真を見て…


あの日の涼と陽菜を思い出す。


毎日毎日、お腹の中にいた陽菜に話しかける涼。


目が見えるようになったら涼の姿をひたすら目で追ってた陽菜。


「懐かしいですね」


「だな。アイツ等も成長した」


「そうですね」




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