Apasionado!3~俺様社長様の甘い誘惑~
「コイツまた偉そうに寝てんな」
涼が大きいベッドの真ん中で大の字になって寝ている。
隣のベッドでは陽菜がこちらも涼と同じように両手両足を思いきり伸ばして寝ている。
こいつにしろ陽菜にしろこの寝相の凄さは志織に似てると改めて思う。
その証拠に志織の寝相は起きてる時のイメージとはかなり違って酷い、いまだに。
「恭介さん、入れますか?」
ぼぉーっとそんなことを考えてると志織が涼の寝相を見て聞いてくる。
いや、お前に涼の寝相をとやかく言う資格はないだろと言いたいが、またあれやこれや口答えしそうだし面倒くさい。
それに俺は眠いんだから。
「あぁ。涼、ちょっと端に寄ってくれな」
涼の体をずらしてベッドに入り
「明日は何時だ?」
「小雪さんとの約束が10時ですからゆっくりで大丈夫ですよ」
「ゆっくりって…陽菜に叩き起こされるんだろ」
陽菜は相変わらず嬉しいと早起きするし。
これも志織に似ている。
逆に涼はちょっとやそっとじゃ起きない。
これも志織に似ている。
常の志織はなにより寝ることが好きだ。
用がなかったら平気で10時間は寝る。
今はそんなことはないが新婚時代の休みの日は寝たおしていた。
涼が赤ん坊の頃は一緒に昼寝までしていたし。
考えたら志織も涼も陽菜もかなりマイペースと言うか個性的と言うか…
家族でまともなのってもしかしたら俺だけか?
ふぅ~ これから先も思いやられる。