Apasionado!3~俺様社長様の甘い誘惑~
「いらっしゃいませ。こちらへ」
最上階のレストランに行き席に案内されて
「パパ凄いね」
ボーイに椅子まで引いてもらって涼は目をパチクリ。
「たまにはいいだろ」
「うん。僕ちょっと大人になった気分だよ」
「ハハハ…よかったな」
「うん」
モーニングを頼み
「陽菜が羨ましがるね」
「そうだな」
「あ、だけどママにもう朝御飯済んだって言っちゃったから内緒だね」
「ん~内緒にしなくても昼飯を食べに来たことにしたらいい。それなら満更嘘じゃないし」
「えっ?」
「今食べたら昼飯兼用だろ」
「ハハハ…そうだね」
9時半だからもうブランチだ。
「お待たせ致しました」
テーブルにチーズオムレツにソーセージにサラダと熱々のトーストと果物入りのヨーグルトに俺はコーヒー、涼にはグレープフルーツジュース。
「わぁ~美味しそう。いただきます」
涼はよほど腹が空いていたのかガツガツ食う。
「おい、誰も取らないからゆっくり落ち着いて食え」
「あ、うん。パパ美味しいね」
「あぁ」
本当に嬉しそうに食うな。
やっぱり志織に似ている。