Apasionado!3~俺様社長様の甘い誘惑~



「お~い涼、行くぞ」


「は~い。ママ、くうとペンもちゅれていく」


はぁ~ やっぱり。


「涼、持って行くの?」


「うん、だって おちょまりしゅるんでしょ?」


「うん、そうだよ」


「じゃあ、くうとペンもいきゃないと」


「…そうね」


毎度の事ながら…



玄関に行くと


「…やっぱ持ってくのか?」


「うん」


涼はニコニコ。


恭介さんは諦め顔。


「…行きましょうか」


「ん」


「はい」


今日は12月21日、土曜日。


ちょっと早いんだけど、お休みの関係で恭介さんの実家でみんなとクリスマスをすることに。


ほんとなら15日が瑞穂さんの出産予定日だったんだけど、やっぱり初産だから遅れている。


でも実家には帰ってるので、じゃあクリスマスをと。


今年は21日、22日、23日と三連休なので、21日にパーティーを。


今晩は泊まって明日明後日は家でゆっくりしようとのことに。


涼も、もうすぐ二才十ヶ月。


だいぶ しっかりしてきた。


瑞穂さんの赤ちゃんが産まれるのを首を長くして待ってる。


< 229 / 1,863 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop