Apasionado!3~俺様社長様の甘い誘惑~



「でね」


プリンを食べ終わり恭介さんと私を見て


「みんなどっかへいくんだって。けんちゃんはおきなわ、あきらくんはきゅうしゅうなんだって。ゆうちゃんもなごやとほっかいどうにいくんだよ」


『悠ちゃん』と言う言葉に反応したのは陽菜


「ゆうちゃんといっちょにいきたいな~」


「陽菜?」


陽菜は悠ちゃんが大好き。


もう一人のお兄ちゃんなんだけど


恭介さんは…相変わらずなんだから。


「悠ちゃんが名古屋に行くのはお祖父ちゃん所へ行くのよ」


悠ちゃんママのお里が名古屋


「うん。だけどりょうのおじいちゃんちはそこだもん。それにほっかいどう」


「おにいちゃん、ほっかいどうって?」


「ほっかいどうは」


涼が説明しようとすると


「涼、7月に京都へ行ったじゃないか。あ、他に行きたいなら高藤の家に行くか?」


恭介さんが提案


「ひないきたい」


「涼は?」


「う、う~ん」


涼としてはしょっちゅう行ってる高藤の家じゃなく何処か遠くへ行きたいんだろうな。




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