Apasionado!3~俺様社長様の甘い誘惑~
そんな日が何日か続き仕事も年末で忙しく、名案が思いつかない間に明日からクリスマスイブを含む三連休
陽菜のプレゼントのバトンはなんとか間に合ったけど。
肝心のサンタクロースが…
もう恭介さんは当てにならないし。
あ~頭が痛い。
「ジングルベルジングルベル~しゅじゅが~なる~」
陽菜は保育園で習ったクリスマスソングをエンドレスで歌っている。
涼は今年最後の野球の練習で夕方まで帰って来ないし、恭介さんもまた今年最後のゴルフと終わってから忘年会なんで帰るのが遅い。
昼間は陽菜と二人
「ママ」
「はい?」
歌うのを止めたかと思うと膝に乗ってきて
「ママ、あかちゃんはひなのおうちにはこないんでしょ?ママのおなかがぺったんこだから」
「あ、うん。赤ちゃんは来ないよ。陽菜、赤ちゃん欲しいの?」
「うん。でもいいの。ワンちゃんのあかちゃんくるから」
あらあら、サンタクロースへのリクエストがバレてるわよ、陽菜。
「ワンちゃんの赤ちゃん?」
「あ、ママないしょね」
慌てて手のひらで口を覆う。
フフッ
あ、この際…
「陽菜、サンタクロースなんだけどね」
「うん」
「ワンちゃん…駄目かも」
「えっ?なんで?サンタしゃん、おてがみよんでくれてるよ。きっとくれるよワンちゃん。ラッキーっていうの。おにいちゃんときめたの」
『ラッキー』って名前までついてるんですか?
はぁ~どうしよう。
涼はサンタクロースが私達だと薄々気づいてるけど、サンタクロースへのリクエストは聞いてもらえるもんだと思ってる。
陽菜だけでなく涼も期待してるんだよね。