社長と刺激的な生活


「大丈夫!!私は私。他人がどう言おうが要を信じてるから」


杏花がニコッと微笑んで俺を見る。


“要を信じてる”……――……。


その言葉だけで十分だ。


「杏花、何かまた変なことが起きたらすぐに言ってくれ」


「うん」


「それから、店に来るとは限らない。買い物や銀行に出向いた先で起こる事もある」


「うん」


「だから、携帯は必ず持ち歩いて」


「うん」


「何かあったら必ず連絡しろ。……いいな?」


「はい」


俺と杏花は張り詰めた空気の中、再び食事を口にした。


食事を食べ終えた俺は歯磨きし寝室へ。


杏花がシャワーを済ませて来るまで、


仕事の資料に目を通していた。


暫くして寝室へ入って来た杏花は…


ッ!!な、なっ、何て恰好を…


俺が目のやり場に困るほどの……


< 130 / 294 >

この作品をシェア

pagetop