社長と刺激的な生活


どれだけの時間を座ってたのかしら?


それさえも分からず…。


丸山さんの声で木村さんまで駆け寄って来た。


「オーナー、どうされたんです?」


「ん、大丈夫。躓いただけよ」


「お怪我は?」


「無いわ、ホント大丈夫だから。2人とも心配掛けてごめんなさい」


私は乱れた髪を手で直し、


メニューボードを手にして、店内へ。


丸山さんがドアを施錠し、


木村さんが店頭の照明を落とした。


2人が心配そうな表情を浮かべる中、


レジ締めを行い…


「事務所にいるから、何かあったら声掛けて?」


「「 はい 」」


私は何も無かったように事務所へ。


事務所のドアを閉め、大きなため息をついた。


本当にどうしたんだろう。


まだ完全に治まっていない胸の動悸。


私は深く息を吸って、胸に手を当てた。


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