変わった二人の変わった戦い【短編】
『なぁ…うちちょっとお腹すいたんやけど』
うちからどこ行こうなんて
男に言うとゎ思ってへんかった…
だって今だって
帰ればいいだけやのに
うちなんか知らんけど
誘ってるし…
『せやなぁ~昼食べてないしな』
そう言うて歩き始めて
それに着いていくうち
ここ入ろかと指差したとこは
ファミレス
中に入って注文したんゎ
良いけど
向かい合わせになるんて
めったになかったから
変に感じてしまう
『美月から誘ってくれるよになったなぁ~俺嬉しいっ』
ニコッて雫と晃に向けるような
優しい笑顔で
うちにも笑いかけてきた
『お、お腹減ってただけ…やから』
ストレートに
なんでもかんでも言うてきて
やっぱりうちゎ
ペースが保たれへん
来た料理をやっぱり
美味い言うて食べる坂上
『玉子焼きゎ美月の勝ちやなぁ』
『…そんな美味い?』
玉子焼きを口に入れて、
ん~と悩んだ顔した後
一言そう言われまた聞いてしまう
当たり前ゃなんて
返してくるから少し嬉しかった