裏表ガール時々イケメン

ん そろそろ。

「起こすゆうたのに、なんで起きれんねん。」

「第六感でかな?」

キモイおっさんにタクシー代を渡す。

昨日から寮への入館が認められてるからか、人が少ない。

寮の事務室に向かうと、寮の説明の冊子と鍵を、書類と引き換える。

こっちのおじいちゃんは優しそうだ。

歩きながら冊子を読む。

寮は全部で5階まであるらしい。

1階から3階までは1年から3年生で、四人部屋。

4階は成績優秀者で、二人部屋。

5階は生徒会役員と風紀委員で一人部屋らしい。

「何階や?」

「4階… ゃった! 同室だって!」

希望がある場合は出来るだけ同室にしてくれるらしい。
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