裏表ガール時々イケメン
「それは嬉しな。さすがに四六時中猫はきつうしな。」

部屋の鍵はカードになっていた。

「ハイテクやな。」

「私達が三期生だから、三年前に新設したらしいよ。」

部屋に入る。

       スイッチオフ

部屋は2LDKの造りになっていて、家具はもともとあり、私物のダンボールがつまれていた。

「たかが生徒寮をこんなに立派にしなくてもいいだろ。」

「奨学金で入った人と、スポーツ推薦だからでしょ。勉強と運動しっかりしろってな。」

「めんどくせ。部屋しっかり片付けとけよ。」

「あいあいさー」

モデルルームのようなリビングを抜けて自室へ向かうと、少し大きめのベッドと大きすぎる机と、3っの本棚があった。

ゆうきの部屋もこんななのかと、疑問に思い見に行く。

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