モントリヒト城の吸血鬼①~ヴァンパイアの花嫁~
「…そうそう、
天明が教えて
くれたんだけど、
吸血鬼の花嫁は
不老長寿に
なるんですって?
すごいわね。」

一転して変わった
表情には、
先ほどの悲壮感は
微塵もない。

「それに、花嫁の
血がないと生きて
いけないってことは、
つまるところ凍夜は
これから一生、
わたしに逆らえなく
なるんでしょう?
…すごく素敵。
それってとても
理想的な奴隷よねぇ。」

「!!」

「ねぇ、ノークス。
凍夜があなたのコトを
なんとも思って
ないなら、邪魔な
あなたを殺した
ところでわたしが
彼に怒られることも
嫌われることも
ないと思わない?」

「な…。」

姫乃はにっこりと
微笑んだ。
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